【2024年版】SEOツールおすすめ10選!目的別にツールをご紹介

「SEO対策って重要だって聞くけど、具体的に何をすればいいか分からない…」

「SEO対策のためにSEOツールを導入したいけど、種類が多くて選べない…」

そんな悩みをお持ちのWeb担当者の方も多いのではないでしょうか?

SEO対策は、Webサイトにアクセスを集め、ビジネスの成長に繋げるためには欠かせない取り組みです。
しかし、SEO対策は多岐に渡るため、闇雲に取り組んでも効果が出るとは限りません。

そこで重要になるのがSEOツールです。
SEOツールを活用することで、Webサイトの現状分析、キーワード調査、競合サイト分析など、SEO対策に必要な情報を効率的に収集・分析することができます。

しかし、一口にSEOツールといっても、無料のものから有料のものまで、数多くの種類が存在します。
それぞれ機能や価格が異なるため、自社のSEO課題や予算に合わせて最適なツールを選ぶ必要があります。

本記事では、SEO初心者の方に向けて、SEOツールの基礎知識から、目的別のおすすめSEOツール、そしてツール選びのポイントまで、分かりやすく解説していきます。

ぜひ最後まで読み進めていただき、SEOツールを導入して、Webサイトの成長を促進しましょう!

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目次

1. SEO対策におすすめのツールとは?

SEO対策は、Webサイトにアクセスを集めるために欠かせない施策です。
しかし、SEO対策は多岐に渡るため、闇雲に取り組んでも効果が出るとは限りません。

そこで重要になるのがSEOツールです。
SEOツールとは、WebサイトのSEO対策を効率的かつ効果的に行うためのツール です。

1-1. SEOツールを使うメリット

SEOツールを使うメリットは、大きく分けて以下の3点です。

  • Webサイトの現状分析: サイトのアクセス状況やSEO上の課題を分析し、データに基づいた改善策を立案することができます。
  • 効率的なSEO対策: キーワード調査や競合サイト分析など、時間のかかる作業を効率化できます。
  • 効果の可視化: SEO対策の効果を数値で確認し、PDCAサイクルを回すことができます。

1-2. SEOツール導入で解決できる課題

SEOツールを導入することで、以下のような課題を解決することができます。

  • ターゲットキーワード選定: 適切なキーワードを選定できず、検索エンジンからの流入が見込めない。
  • コンテンツSEO: 質の高いコンテンツを作成しているが、検索順位が上がらない。
  • 競合分析: 競合サイトのSEO対策状況を把握できず、差別化が図れない。
  • アクセス状況の把握: アクセス状況を分析できず、効果的なSEO対策が打てない。

1-3. 無料ツールと有料ツールの違い

SEOツールには、無料のものと有料のものがあります。

  • 無料ツール: 基本的な機能に絞って提供されている場合が多く、予算を抑えたい場合に最適です。
  • 有料ツール: より高度な機能が充実しており、本格的なSEO対策を行う際に有効です。

一般的に、無料ツールはSEO対策初心者向け、有料ツールは中・上級者向けと言えます。

1-4. SEOツールを選ぶ上でのポイント

SEOツールを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。

  • 目的: どのような目的でSEOツールを導入したいのか明確にしましょう。
  • 機能: 必要な機能が備わっているか確認しましょう。
  • 料金: 予算に合った料金プランを選択しましょう。
  • 使いやすさ: 操作しやすいUI/UXであると越した方が良いです。
  • サポート体制: 万が一の場合に備え、サポート体制が充実しているか確認しておきましょう。

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2. 【2024年最新版】SEOツールおすすめ比較10選

SEOツールは、無料のものから有料のものまで数多くの種類があり、それぞれ機能や価格が異なります。

ここでは、目的や予算別に最適なSEOツールを選べるよう、おすすめのSEOツールを表形式で比較紹介します。

2-1. おすすめツール選定基準

今回は以下の基準をもとに、おすすめのSEOツールを選定しました。

  • 日本語対応: 国内向けにSEO対策を行う上で、日本語で利用できることは重要です。
  • 機能: キーワード調査、競合分析、アクセス解析など、SEO対策に必要な機能が充実しているツールを選定しました。
  • 料金: 無料ツールと有料ツールに分けて、それぞれの価格帯でおすすめのツールを紹介します。
  • サポート体制: 初心者でも安心して利用できるよう、サポート体制が充実しているツールを優先的に選定しました。

2-2. SEOツールおすすめ比較一覧

ツール名主な特徴メリットデメリット料金プランおすすめポイント
Google Search ConsoleGoogleが提供する無料SEOツール– Googleが提供しているため、正確なデータを取得できる– 機能が限られている無料SEO初心者の方、無料でSEO対策を始めたい方
Google AnalyticsGoogleが提供する無料アクセス解析ツール– Googleが提供しているため、正確なデータを取得できる– 機能が多岐にわたり、使いこなすのが難しい無料Webサイトのアクセス状況を詳細に分析したい方、マーケティングに活用したい方
ラッコキーワードサジェストキーワード取得に特化した無料ツール– GoogleやYahoo!の検索サジェストを一度に取得できる– サジェストキーワード取得以外の機能は少ない無料ブログ記事やWebコンテンツのキーワード選定をしたい方、無料でサジェストキーワードを調べたい方
Ahrefs競合分析に強みを持つ有料SEOツール– 競合サイトの被リンクやキーワードを詳細に分析できる– 料金が高額月額99ドル~競合との差別化を図りたい方、本格的なSEO対策を行いたい方
SemrushSEO・広告運用に必要な機能が網羅されたオールインワンツール– SEO対策に必要な機能が網羅されている– 料金が高額月額119.95ドル~SEO対策と広告運用を効率化したい方、多機能なSEOツールを使いたい方
Ubersuggestキーワード調査に特化したSEOツール– キーワード調査機能が充実– 一部の機能は有料無料プラン、有料プラン(月額29ドル~)キーワード調査を重点的に行いたい方、無料でSEO対策を始めたい方
Moz Pro総合的なSEO対策ツール– キーワード調査、競合分析、サイト監査など、SEO対策に必要な機能が網羅されている– 料金が高額月額99ドル~総合的なSEO対策ツールを探している方、レポート機能を活用したい方
Majestic被リンク分析に特化したSEOツール– 被リンク分析に特化しており、質の高い被リンクを獲得するための施策に役立つ– 被リンク分析以外の機能は少ない月額49.99ドル~被リンク獲得に力を入れている方、競合サイトの被リンク状況を分析したい方
SEO CheckerWebサイトのSEOチェックに特化した無料ツール– WebサイトのSEO上の問題点を無料で診断– 詳細な分析機能は提供していない無料WebサイトのSEO対策の基本を確認したい方、SEOチェックを無料で実施したい方
SimilarWeb競合サイトのアクセス状況を分析できるツール– 競合サイトのアクセス数やトラフィックソースを分析– 無料版では利用できる機能が限られる無料版、有料版(要問い合わせ)競合サイトの分析をしたい方、市場調査に活用したい方

3. 【目的別】SEOツールおすすめ比較一覧

SEO対策と一言で言っても、キーワード選定、コンテンツSEO、競合サイト分析など、様々な施策があります。

SEOツールは、これらの施策を効率的かつ効果的に行うための心強い味方です。
しかし、一口にSEOツールと言っても、その機能は多岐に渡り、目的によって最適なツールは異なります。

ここでは、目的別に最適なSEOツールをご紹介します。

3-1. キーワード調査に使えるSEOツール

Webサイトへのアクセス数を増やすためには、ユーザーが検索する際に使用する「キーワード」を把握し、そのキーワードで上位表示されるようにWebサイトを最適化していくことが重要です。

キーワード調査ツールは、ユーザーがどのようなキーワードで検索しているのか、競合サイトはどのようなキーワードで上位表示されているのかなどを分析することができます。

ツール名主な機能料金おすすめポイント
Googleキーワードプランナー– 月間検索ボリュームの確認無料Google広告のアカウントがあれば誰でも無料で利用できる
ラッコキーワード– サジェストキーワードの取得無料GoogleやYahoo!のサジェストキーワードを一度に取得できる
Ubersuggest– キーワード調査無料プラン、有料プラン(月額29ドル~)無料でもキーワード調査から競合分析まで幅広く利用できる
Ahrefs– キーワード調査月額99ドル~競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているのかを詳細に分析できる
Semrush– キーワード調査月額119.95ドル~多機能で、SEO対策に必要な情報を網羅的に取得できる

3-2. コンテンツ分析に役立つSEOツール

ユーザーの検索意図とニーズに応える良質なコンテンツは、SEOで上位表示されるために非常に重要です。

コンテンツ分析ツールは、既存コンテンツの問題点を洗い出し、改善策を提案することで、よりSEOに強く、ユーザーを惹きつけるコンテンツ作成をサポートします。

ツール名主な機能料金おすすめポイント
Google Search Console– 検索クエリとページの関連性の分析無料Googleが提供している無料ツールで、自社サイトのコンテンツパフォーマンスを分析できる
Yoast SEO– コンテンツSEO対策のチェック無料、有料プランありWordPressプラグインとして利用でき、リアルタイムでコンテンツのSEO評価を確認できる
Content Analysis Tool by SEMrush– コンテンツのSEOスコア分析無料トライアル、有料プラン競合コンテンツを分析し、自社コンテンツとの差別化を図る際に役立つ
BuzzSumo– コンテンツのSNSシェア数分析無料トライアル、有料プランソーシャルメディアで話題になっているコンテンツを分析し、コンテンツ拡散の戦略に役立てることができる

3-3. サイト分析におすすめのSEOツール

自社サイトの現状を把握することは、効果的なSEO対策を行う上で非常に重要です。

サイト分析ツールは、Webサイト全体のアクセス状況やSEO上の課題を分析し、改善策を立案することをサポートします。

ツール名主な機能料金おすすめポイント
Google Analytics– Webサイトへのアクセス状況分析無料Googleが提供している無料ツールで、Webサイトへのアクセス状況を詳細に分析できる
Google Search Console– クロール状況の確認無料Googleが提供している無料ツールで、Webサイトの技術的な問題点を発見できる
Ahrefs– サイト監査月額99ドル~Webサイト全体のSEOパフォーマンスを分析し、改善点を見つけ出すことができる
DeepCrawl– 大規模サイト向けのSEOクロールツール要問い合わせ大規模なWebサイトの分析に特化しており、詳細なクロールデータを取得できる

3-4. 競合調査に最適なSEOツール

競合サイトのSEO対策状況を把握することは、自社サイトとの差別化を図り、より効果的なSEO対策を行う上で非常に重要です。

競合調査ツールは、競合サイトのアクセス状況、キーワード、被リンクなどを分析することができます。

ツール名主な機能料金おすすめポイント
SimilarWeb– 競合サイトのアクセス状況分析無料版、有料版Webサイトへのアクセス状況やユーザー属性を分析し、競合との比較ができる
Ahrefs– 競合サイトの被リンク分析月額99ドル~競合サイトの被リンクを獲得しているWebサイトや、上位表示されているキーワードを分析できる
Semrush– 競合サイトのSEO戦略分析月額119.95ドル~SEO対策だけでなく、広告運用状況も分析することで、競合のマーケティング戦略を多角的に分析できる
SpyFu– 競合サイトのキーワード調査無料トライアル、有料プラン競合サイトがどのようなキーワードで購入型広告を出稿しているのかを分析できる

4. SEOツールの種類と機能

SEOツールは、Webサイトの検索順位向上を目的とした様々な機能を提供しています。
ここでは、主要なSEOツールの種類と、それぞれの機能について詳しく解説していきます。

4-1. キーワード調査ツール

キーワード調査ツールは、SEO対策の基礎となる「キーワード」に関する情報を分析するツールです。

■ 主な機能

  • キーワード検索ボリューム調査:
    特定のキーワードが、月にどれくらい検索されているかを調べることができます。検索ボリュームが多いキーワードは、それだけ多くのユーザーが関心を持っていることを示唆しており、SEOで上位表示できれば、多くのアクセスが見込めます。
  • 関連キーワード調査:
    特定のキーワードに関連性の高いキーワードを調べることができます。関連キーワードを盛り込むことで、検索エンジンに対して、コンテンツのテーマや関連性を伝えることができます。
  • 競合サイトキーワード調査:
    競合サイトが、どのようなキーワードで上位表示されているかを調べることができます。競合サイトが力を入れているキーワードを把握することで、自社サイトのSEO戦略に役立てることができます。
  • サジェストキーワード調査:
    ユーザーが検索窓に入力した際に、候補として表示されるサジェストキーワードを調べることができます。サジェストキーワードは、ユーザーの検索意図を把握する上で非常に有用です。
  • キーワード難易度調査:
    特定のキーワードで上位表示するのが、どれくらい難しいかを数値化して表示する機能を持つツールもあります。この機能を活用することで、現実的なSEO目標を設定することができます。

4-2. 順位チェックツール

順位チェックツールは、特定のキーワードにおける、自社サイトや競合サイトの検索順位をトラッキングするツールです。

■ 主な機能

  • 日々の順位変動の確認: キーワードランキングは日々変動するため、順位チェックツールを使ってこまめにチェックすることで、アルゴリズムの変動や競合の動向をいち早く察知することができます。
  • 複数キーワドの順位を一括管理: 複数のキーワードを登録しておけば、それぞれのキーワードにおける順位変動を一覧で確認できます。順位変動の原因分析: 順位が大きく変動した場合、その原因を分析する機能を提供しているツールもあります。

4-3. アクセス解析ツール

アクセス解析ツールは、Webサイトへのアクセス状況を分析するツールです。

■ 主な機能

  • アクセス数分析: Webサイトへのアクセス数、ページビュー数、訪問者数などを確認できます。
  • ユーザー属性分析: アクセスしてきたユーザーの属性(年齢、性別、地域、使用デバイスなど)を分析できます。
  • アクセス経路分析: ユーザーが、どのような経路でWebサイトにアクセスしてきたのか(検索エンジン、参照元サイト、ソーシャルメディアなど)を分析できます。
  • 行動分析: ユーザーがWebサイト上で、どのような行動をとったのか(閲覧ページ、滞在時間、コンバージョンなど)を分析できます。
  • レポート機能: 分析結果を、分かりやすくレポートとして出力する機能を持つツールもあります。

4-4. 内部対策チェックツール

内部対策チェックツールは、Webサイト内部のSEO対策をチェックするツールです。

■ 主な機能

  • タイトルタグ/メタディスクリプション分析:
    タイトルタグやメタディスクリプションの長さやキーワードの適切さをチェックできます。
  • 見出しタグ分析:
    見出しタグ(h1〜h6タグ)の構造やキーワードの適切さをチェックできます。
  • コンテンツの重複チェック:
    Webサイト内に、重複したコンテンツがないかをチェックできます。
  • モバイルフレンドリーチェック:
    Webサイトがスマートフォンなどのモバイル端末に最適化されているかをチェックできます。
  • ページ速度チェック:
    Webサイトの表示速度を計測し、改善点を提示してくれるツールもあります。

4-5. 外部対策チェックツール

外部対策チェックツールは、被リンクを中心とした、Webサイト外部のSEO対策をチェックするツールです。

■ 主な機能

  • 被リンク数/被リンク元ドメイン数チェック:
    自社サイトが、外部サイトからどれだけ多くの被リンクを受けているかをチェックできます。一般的に、被リンクの数が多いサイトほど、検索エンジンからの評価が高くなる傾向があります。
  • 被リンク元サイトの分析:
    被リンク元のWebサイトのドメインランクや関連性を分析できます。質の高いWebサイトからの被リンクは、SEO効果が高いとされています。
  • 被リンクの質の評価:
    スパム行為とみなされるような、質の低い被リンクを検出してくれるツールもあります。

5. 無料SEOツールおすすめランキングTOP5

SEO対策はコストをかけずに始められるのが大きなメリットの一つですが、さらに無料SEOツールを活用すれば、より効率的かつ効果的にウェブサイトを成長させることができます。

ここでは、特におすすめの無料SEOツールをランキング形式でご紹介していきます。

5-1. 第1位: Google Search Console

Google Search Console(旧称:Google Webmaster Tools) は、Googleが提供する無料のSEOツールです。

Google検索におけるウェブサイトのパフォーマンスに関する情報を提供してくれるため、SEO対策を行う上で欠かせないツールと言えるでしょう。

■ 主な機能

  • 検索パフォーマンス:
    特定のキーワードで、ウェブサイトがGoogle検索でどのように表示されているかを確認できます。表示回数、クリック率、平均掲載順位などのデータを見ることができるため、SEO効果を測定したり、改善点を見つけ出すために役立ちます。
  • インデックス登録:
    Googleの検索エンジンに、ウェブサイトのページが正しく登録されているかを確認できます。URL登録やサイトマップ送信といった機能を通じて、インデックス登録を促進することも可能です。
  • クロール:
    Googleのクローラー(検索エンジンがウェブサイトを巡回し、情報を収集するプログラム)が、ウェブサイトにアクセスした際の状況を確認できます。クロールエラーの発見や修正に役立ちます。
  • モバイルユーザビリティ:
    ウェブサイトが、スマートフォンなどのモバイル端末で快適に閲覧できる状態であるかをチェックできます。モバイルユーザビリティは、Googleの検索順位にも影響を与える重要な要素です。
  • セキュリティ上の問題:
    ウェブサイトに、セキュリティ上の問題(マルウェア感染など)が発生している場合、その内容を確認し、対処法などを教えてくれます。

Google Search Console

5-2. 第2位: Google Analytics

Google Analytics は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。ウェブサイトへのアクセス状況を詳細に分析できるため、SEO対策だけでなく、ウェブサイト全体の改善に役立ちます。

■ 主な機能

  • ユーザー属性:
    ウェブサイトにアクセスしてきたユーザーの属性(年齢、性別、地域、使用デバイス、興味関心など)を分析できます。
  • アクセス経路:
    ユーザーが、どのような経路でウェブサイトにアクセスしてきたのか(検索エンジン、参照元サイト、ソーシャルメディア、広告など)を分析できます。
  • 行動分析:
    ユーザーがウェブサイト上で、どのような行動をとったのか(閲覧ページ、滞在時間、コンバージョンなど)を分析できます。
  • リアルタイム分析:
    現在ウェブサイトを閲覧しているユーザー数をリアルタイムで確認できます。
  • 目標設定とコンバージョン計測:
    ウェブサイトの目標(商品購入、資料請求、会員登録など)を設定し、その目標に対する達成率を計測できます。

Google Analytics

5-3. その他の無料SEOツール

Googleが提供するツール以外にも、無料で利用できるSEOツールはたくさんあります。ここでは、その中でもおすすめのツールをいくつかご紹介します。

  • ラッコキーワード: GoogleやYahoo!の検索サジェストキーワードを簡単に取得できるツールです。関連性の高いキーワードを効率的に収集することができます。ラッコキーワード
  • ミエルカSEO: SEO内部対策チェックツールです。ウェブサイトのSEO上の問題点や改善点を、無料で診断してくれます。ミエルカSEO
  • PageSpeed Insights: Googleが提供する、ウェブサイトの表示速度を計測するツールです。改善点や推奨事項も提示してくれるため、ウェブサイトのパフォーマンス向上に役立ちます。PageSpeed Insights
  • SEO Checker: ウェブサイトの基本的なSEO情報を分析できるツールです。SEO対策の基礎知識を学ぶのにも最適です。SEO Checker

6. 有料SEOツールおすすめランキングTOP5

無料のSEOツールでも一定の効果を得ることができますが、より本格的なSEO対策を行うには、有料ツールの導入を検討する価値があります。

有料SEOツールは、無料ツールと比較して、機能が豊富で、より詳細なデータ分析が可能になるというメリットがあります。

ここでは、数ある有料SEOツールの中から、特におすすめのツールをランキング形式でご紹介いたします。

6-1. 第1位: Ahrefs

Ahrefsは、SEO業界において世界的に有名なSEOツールです。

特に、被リンク分析機能に強みを持っており、競合サイトの被リンク状況を詳細に分析することができます。

また、キーワード調査やサイト監査など、SEO対策に必要な機能が網羅されている点も魅力です。

■ 主な機能

  • サイトエクスプローラー:
    特定のウェブサイトの被リンク状況やキーワードを詳細に分析することができます。
  • キーワードエクスプローラー:
    キーワードの検索ボリュームや競合性を調査することができます。
  • サイト監査:
    ウェブサイトのSEO上の問題点や改善点を指摘してくれます。
  • コンテンツエクスプローラー:
    特定のキーワードで上位表示されているコンテンツを分析することができます。
  • ランクトラッカー:
    特定のキーワードにおけるウェブサイトの検索順位をトラッキングすることができます。

料金プランは月額99ドルからと、他のSEOツールと比較すると高額ですが、その分機能が充実しており、SEO対策に本格的に取り組みたいと考えている方におすすめです。

Ahrefs

6-2. 第2位: Semrush

Semrushは、SEO対策に必要な機能を網羅したオールインワンSEOツールです。

キーワード調査、競合分析、サイト監査、コンテンツSEO、ローカルSEOなど、幅広い機能が利用できます。

SEO対策だけでなく、広告運用やソーシャルメディアマーケティングにも活用できるため、マーケティング担当者にとって非常に便利なツールと言えるでしょう。

■ 主な機能

  • ドメイン概要:
    特定のウェブサイトのSEOや広告運用に関する情報を総合的に確認できます。
  • キーワードマジックツール:
    キーワード調査に特化したツールで、関連キーワードや質問キーワードを大量に取得できます。
  • SEOダッシュボード:
    複数のプロジェクト(ウェブサイト)を一元管理し、SEOパフォーマンスをトラッキングできます。
  • ポジショントラッキング:
    特定のキーワードにおけるウェブサイトの検索順位をトラッキングできます。
  • オンページSEOチェッカー:
    ウェブサイトのSEO上の問題点や改善点を指摘してくれます。

料金プランは月額119.95ドルからと、Ahrefs同様に高額ですが、SEO対策から広告運用まで幅広く対応できるため、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

Semrush

6-3. 第3位: Moz Pro

Moz Proは、SEO対策に必要な機能を網羅した総合的なSEOツールです。

キーワード調査、競合分析、サイト監査、被リンク分析など、SEO対策に必要な機能が充実しています。

また、Mozが提供する独自の指標である「Domain Authority(ドメインオーソリティ)」を確認できるのも特徴の一つです。

■ 主な機能

  • キーワードエクスプローラー: キーワードの検索ボリューム、難易度、関連キーワードなどを調査できます。
  • リンクエクスプローラー:
    ウェブサイトの被リンク状況を分析できます。
  • サイトクロール:
    ウェブサイトのSEO上の問題点や改善点を指摘してくれます。
  • オンページ最適化:
    コンテンツのSEO評価と改善点を提示してくれます。
  • ランクトラッキング:
    特定のキーワードにおけるウェブサイトの検索順位をトラッキングできます。

料金プランは月額99ドルからと、AhrefsやSemrushと同程度の価格帯です。

Moz Pro

6-4. 第4位: Ubersuggest

Ubersuggestは、Neil Patel氏が提供するSEOツールです。

キーワード調査に強みを持っており、無料で利用できる範囲が広いのも魅力です。

有料プランに加入すれば、競合サイト分析やコンテンツ分析など、より高度な機能を利用することができます。

■ 主な機能

  • キーワード調査:
    キーワードの検索ボリューム、競合性、関連キーワードなどを調査できます。
  • コンテンツアイデア:
    特定のキーワードで上位表示されているコンテンツの分析や、コンテンツのアイデア提案を受けることができます。
  • サイト監査:
    ウェブサイトのSEO上の問題点や改善点を指摘してくれます。
  • バックリンク分析:
    ウェブサイトの被リンク状況を分析できます。
  • ランクトラッキング:
    特定のキーワードにおけるウェブサイトの検索順位をトラッキングすることができます。

料金プランは無料プランと、有料プラン(月額29ドルから)があります。

無料プランでも、キーワード調査の基本的な機能を利用することができるため、まずは無料プランを試してみて、機能や使い勝手に満足できれば有料プランへのアップグレードを検討するのが良いでしょう。

Ubersuggest

6-5. 第5位: Majestic

Majesticは、被リンク分析に特化したSEOツールです。

被リンクの数や質を分析することで、ウェブサイトのSEOパフォーマンスを向上させるための施策に役立ちます。

■ 主な機能

  • サイトエクスプローラー:
    特定のウェブサイトの被リンク状況を詳細に分析することができます。
  • バックリンク履歴:
    被リンクの取得状況を時系列で確認することができます。
  • アンカーテキスト:
    被リンクに使用されているアンカーテキストを分析することができます。
  • 被リンクネットワーク:
    ウェブサイト間の被リンク関係を可視化することができます。

料金プランは月額49.99ドルからと、他のSEOツールと比較すると比較的安価な価格設定となっています。

被リンク分析に特化したSEOツールを探しているのであれば、Majesticはおすすめの選択肢の一つと言えるでしょう。

Majestic

7. SEOツールを選ぶ上でのポイント

SEOツールは、数多くの種類があり、価格や機能も様々です。
そのため、いざSEOツールを導入しようと思っても、「種類が多くて選定基準がわからない」「自社に最適なツールがどれかわからない」という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで、この章では、SEOツールを選ぶ上で重要なポイントを4つ解説します。

7-1. 分析できるデータの種類

SEOツールによって、分析できるデータの種類は異なります。自社のSEO課題や目的に合わせて、必要なデータを取得できるツールを選びましょう。

  • キーワード:
    検索ボリューム、競合性、関連キーワード、サジェストキーワード
  • アクセス状況:
    アクセス数、ページビュー数、訪問者数、ユーザー属性(年齢、性別、地域など)、アクセス経路、行動分析
  • 競合サイト:
    競合サイトのアクセス状況、キーワードランキング、被リンク状況、広告運用状況
  • サイト内部:
    タイトルタグ、メタディスクリプション、見出しタグ、コンテンツの重複、モバイルフレンドリー、ページ速度
  • 被リンク:
    被リンク数、被リンク元ドメイン数、被リンク元サイトのドメインランク、被リンクの質

例えば、キーワード調査を重点的に行いたい場合は、キーワードに関するデータが充実しているツールを選ぶべきですし、競合サイトの分析を行いたい場合は、競合サイトのアクセス状況やキーワードランキングなどを取得できるツールを選ぶ必要があります。

7-2. 操作性・UI

SEOツールは、日々使い続けるものですので、操作性やUIも重要な選定基準となります。

  • 分かりやすいUI:
    初心者でも直感的に操作できる、分かりやすいUIであると良いでしょう。
  • 必要なデータにアクセスしやすい:
    目的のデータに、スムーズにアクセスできるような設計になっているか確認しましょう。
  • レポート機能:
    分析結果を、分かりやすくレポートとして出力してくれる機能があると便利です。

多くのSEOツールは、無料でトライアルできる期間が設けられています。
トライアル期間を利用して、実際にツールを操作してみて、使いやすさを体感してみることをおすすめします。

7-3. 料金プラン

SEOツールの料金プランは、ツールによって大きく異なります。
無料のものから、月額数万円、数十万円するものまであります。

  • 予算:
    自社のSEO予算に合った料金プランのツールを選びましょう。
  • 機能:
    料金プランによって、利用できる機能が制限されている場合もあります。必要な機能が利用できる料金プランを選びましょう。
  • 契約期間:
    月額契約、年間契約など、ツールによって契約期間が異なります。長期契約の場合、割引が適用される場合もあるため、確認してみましょう。

まずは無料ツールや、無料トライアル期間のある有料ツールから試してみて、自社に最適なツールを絞り込んでいくのが良いでしょう。

7-4. サポート体制

SEOツールを利用する上で、分からないことやトラブルが発生する可能性もあります。
そのため、サポート体制が充実しているかどうかも重要な選定基準となります。

  • メールサポート:
    問い合わせフォームやメールで質問できる体制が整っているか
  • 電話サポート:
    電話で直接質問できる体制が整っているか
  • FAQ:
    よくある質問がまとめられているページがあるか
  • マニュアル:
    ツールの操作方法を解説したマニュアルが用意されているか

特に、SEO初心者の方は、サポート体制が充実しているツールを選ぶと安心でしょう。

8. SEOツールを比較する際のポイント

SEOツールは、ウェブサイトの成長を促進するための強力な武器となります。
しかし、数多くのツールが存在するため、それぞれの機能や特徴を比較し、自社にとって最適なツールを選ぶことが重要です。

ここでは、SEOツールを比較する上で重要なポイントを4つ解説します。

8-1. 目的との適合性

SEOツールを導入する目的は企業やウェブサイトによって様々です。

例えば、

  • 「ウェブサイトへのアクセス数を増やしたい」
  • 「特定のキーワードで検索順位1位を獲得したい」
  • 「競合サイトのSEO戦略を分析したい」

など、目的は多岐に渡ります。

それぞれの目的を達成するために、最適な機能を持ったツールは異なるため、まずはSEOツールを導入することで「何がしたいのか」「どんな課題を解決したいのか」を明確にしましょう。

その上で、それぞれのSEOツールの機能や特徴を比較検討し、自社の目的に合致したツールを選ぶことが重要です。

8-2. 機能と価格のバランス

SEOツールは、無料のものから高額なものまで、価格帯も様々です。

一般的に、高価格帯のツールほど、多くの機能が搭載されていますが、必ずしも高額なツールが自社にとって最適とは限りません。

必要な機能がすべて揃っていて、かつ予算内で収まる、コストパフォーマンスの高いツールを選ぶようにしましょう。

例えば、SEO初心者であれば、まずは無料ツールや低価格帯のツールでSEO対策の基本を学び、その後、必要に応じて高機能なツールへの乗り換えを検討する、という方法も有効です。

8-3. 日本語対応の有無

SEOツールの中には、海外製のツールも多く、日本語に対応していないものも少なくありません。

日本語に対応していないツールの場合、操作方法が分かりにくかったり、分析結果の解釈に苦労したりする可能性があります。

特に、SEO初心者の方は、日本語に対応したツールを選ぶことをおすすめします。

日本語対応の有無は、各ツールのウェブサイトで確認することができます。

8-4. 導入事例や評判

SEOツールの導入を検討する際には、実際にそのツールを導入している企業の事例や、他のユーザーからの評判を参考にすると良いでしょう。

導入事例や評判を確認することで、

  • ツールの使い勝手
  • SEO効果
  • サポート体制の充実度

などを具体的に知ることができます。

導入事例は、各ツールのウェブサイトで紹介されている場合が多いです。

また、ITreviewや価格.comなどの比較サイトや、TwitterなどのSNSで、ツール名で検索してみると、他のユーザーの口コミや評判を見つけることができます。

9. SEOツールを効果的に活用するためのポイント

SEOツールは、それ自体がウェブサイトの検索順位を向上させる魔法の杖ではありません。

SEOツールはあくまでも、ウェブサイトの現状を分析し、改善すべき点を発見するためのツールであり、SEOツールを導入しただけで、自動的に検索順位が上がるわけではないということを理解しておく必要があります。

ここでは、SEOツールを導入後、効果的に活用していくためのポイントを3つ解説します。

9-1. 目的を明確にする

SEOツールを導入する目的は、ウェブサイトによって異なります。

  • ウェブサイトへのアクセス数を増やしたい
  • 特定のキーワードで検索順位1位を獲得したい
  • 競合サイトのSEO戦略を分析して、自社サイトに活かしたい

など、目的は様々です。

目的が曖昧なままSEOツールを導入しても、どのデータに着目すれば良いのか分からず、効果的なSEO対策を行うことはできません。

SEOツールを導入する前に、

  • SEOツールを使って何がしたいのか
  • どんな課題を解決したいのか

を明確にしましょう。

目的が明確になれば、自社にとって必要な機能が明確になり、SEOツール選びで失敗するリスクを減らすことができます。

9-2. 定期的な分析と改善

SEOツールは、導入したら終わりではありません。

SEOの効果を高めるためには、定期的にウェブサイトの現状を分析し、改善を繰り返していく必要があります。

例えば、

  • キーワード調査: ユーザーの検索キーワードは日々変化していくため、定期的にキーワード調査を行い、ウェブサイトのコンテンツに反映していく必要があります。
  • アクセス状況分析: アクセス数やユーザー属性の変化を分析することで、ウェブサイトの課題点や改善点が見えてきます。
  • 競合サイト分析: 競合サイトのSEO戦略を定期的に分析することで、自社サイトとの差別化を図るためのヒントを得ることができます。

SEOツールで取得したデータに基づいて、ウェブサイトのコンテンツ内容の見直しや、内部対策・外部対策など、具体的なSEO対策を実施し、改善策の効果を測定・評価していくことが重要です。

9-3. ツールだけに頼らない

SEOツールはあくまでも、SEO対策を効率化するためのツールであり、ツールだけに頼り切ってしまうのは危険です。

SEOの本質は、ユーザーにとって価値のある情報を提供し、検索エンジンの評価を高めることにあります。

SEOツールで得られたデータだけに固執するのではなく、ユーザーの検索意図やニーズを理解し、質の高いコンテンツ作りや、ユーザーにとって使いやすいウェブサイト設計などを心がけることが重要です。

10. SEOツール導入のメリット

SEO対策は、中長期的な視点で、継続的に取り組むことが重要です。
そのため、SEO担当者には、データ分析、キーワード調査、競合分析、コンテンツ改善など、多くの業務が求められます。

SEOツールは、これらの業務を効率化し、SEO対策の効果を最大限に引き出すために非常に有効な手段です。

ここでは、SEOツールを導入することで得られるメリットを3つご紹介します。

10-1. Webサイトのアクセス数増加

SEOツールの導入メリットとして、最も大きいのが「Webサイトのアクセス数増加」でしょう。

SEOツールを活用することで、

  • ユーザーの検索意図に合致したキーワードで上位表示されやすくなる
  • 質の高いコンテンツを作成しやすくなり、ユーザーの満足度が高まる
  • ウェブサイトの構造を改善することで、ユーザーにとって使いやすいサイトになる

など、アクセス数増加に繋がる施策を、効率的に行うことができます。

アクセス数の増加は、SEOの最終目標である「お問い合わせ増加」「商品購入増加」といった、ビジネスの成果に直結します。

10-2. 業務効率化によるコスト削減

SEO対策は、多くの時間と労力を必要とする作業です。

例えば、キーワード調査一つとっても、

  • 関連性の高いキーワードを網羅的に洗い出す
  • それぞれのキーワードの検索ボリュームを調べる
  • 競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているかを分析する

など、多くの作業が発生します。

SEOツールを導入することで、これらの作業を自動化し、大幅な時間短縮が可能になります。

SEO担当者は、空いた時間を、より重要な業務(コンテンツ作成、ウェブサイトの改善など)に充てることができるため、業務効率化によるコスト削減にも繋がります。

10-3. データに基づいた戦略立案

SEOツールは、ウェブサイトに関する様々なデータを収集・分析することができます。

  • アクセス状況分析:
    どのページがどれくらい閲覧されているのか、ユーザーはどんな経路でウェブサイトにアクセスしてきたのか、などを把握することができます。
  • キーワード分析:
    どんなキーワードでウェブサイトが検索されているのか、競合サイトはどんなキーワードで上位表示されているのか、などを分析することができます。
  • 被リンク分析:
    ウェブサイトの被リンク状況を分析することで、ウェブサイトの信頼性や権威性を客観的に評価することができます。

これらのデータを活用することで、現状の課題や、改善すべき点を明確化し、より効果的なSEO戦略を立案することができます。

感覚値ではなく、データに基づいた戦略を立てることで、SEO対策の成功率を高めることに繋がります。

11. Google Search Consoleの使い方

SEO対策に欠かせない無料ツールの代表格といえば「Google Search Console」です。

Google Search Consoleは、Googleが無料で提供しているSEOツールで、ウェブサイトの検索パフォーマンスに関するデータを確認したり、問題点を発見して改善したりすることができます。

今回は、Google Search Consoleの基本的な使い方について解説します。

11-1. 登録方法

Google Search Consoleを利用するには、Googleアカウントでログインし、ウェブサイトを登録する必要があります。

  1. Google Search Consoleにアクセスします。
  2. 「今すぐ開始」をクリックします。
  3. Googleアカウントを選択するか、アカウントをお持ちでない場合は新規作成します。
  4. プロパティタイプの選択画面が表示されるので、「ドメイン」または「URLプレフィックス」を選択します。ドメイン:ウェブサイト全体を登録する場合はこちらを選択します。URLプレフィックス:特定のURL(例:https://example.com/blog/)以下のみを登録する場合はこちらを選択します。
  5. 登録したいドメインまたはURLを入力し、「続行」をクリックします。
  6. ドメイン所有権の確認画面が表示されるので、画面の指示に従って、DNSレコードの設定やHTMLファイルのアップロードなどを行い、ドメイン所有権を確認します。

ドメイン所有権の確認が完了すると、Google Search Consoleにウェブサイトが登録され、データの収集が開始されます。

11-2. データの見方

Google Search Consoleでは、ウェブサイトのパフォーマンスに関する様々なデータを確認することができます。

主なデータは以下の通りです。

  • パフォーマンス: Google検索におけるウェブサイトの表示回数、クリック率、平均掲載順位などを確認できます。
  • カバレッジ: Googleの検索エンジンに、ウェブサイトのページが正しく登録(インデックス)されているかを確認できます。
  • モバイルユーザビリティ: ウェブサイトが、スマートフォンなどのモバイル端末で快適に閲覧できる状態であるかをチェックできます。
  • リンク: ウェブサイトが、外部サイトからどのようなリンクを受けているかを確認できます。

これらのデータは、期間やページ、クエリ、国などの条件で絞り込むことができます。

11-3. 問題点の発見と改善

Google Search Consoleでは、ウェブサイトに問題が発生した場合、その内容を通知してくれる機能があります。

主な問題としては、

  • クロールエラー: Googleのクローラーが、ウェブサイトにアクセスできない
  • インデックス登録エラー: Googleの検索エンジンに、ウェブサイトのページが正しく登録されていない
  • モバイルユーザビリティエラー: ウェブサイトが、スマートフォンなどのモバイル端末で正しく表示されない
  • セキュリティ上の問題: ウェブサイトに、セキュリティ上の問題が発生している

などが挙げられます。

問題が発生した場合は、Google Search Consoleから通知が届くので、その内容を確認し、速やかに対応する必要があります。

問題の内容によっては、Google Search Console上から修正をリクエストすることも可能です。

12. Google Analyticsの使い方

Webサイトへのアクセス状況を分析することは、効果的なWebマーケティング戦略を実施する上で非常に重要です。

Google Analyticsは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールであり、世界中の多くのWebサイトで利用されています。

今回は、Google Analyticsの基本的な使い方について解説し、Webサイトのアクセス状況を分析する方法を具体的に説明します。

12-1. 登録方法

Google Analyticsを利用するには、Googleアカウントでログインし、ウェブサイトを登録する必要があります。

  1. Google Analyticsにアクセスし、「無料で始める」をクリックします。
  2. Googleアカウントを選択するか、アカウントをお持ちでない場合は新規作成します。
  3. アカウント名(例:会社名)、プロパティ名(例:ウェブサイト名)、レポートのタイムゾーン、通貨などを設定し、「次へ」をクリックします。
  4. ビジネス情報(業種、ビジネス規模、Google Analyticsの利用目的など)を選択し、「作成」をクリックします。
  5. 利用規約に同意すると、トラッキングIDとグローバルサイトタグが発行されます。
  6. グローバルサイトタグを、ウェブサイトのすべてのページのHTMLのタグ内に貼り付けます。

グローバルサイトタグの貼り付けが完了すると、Google Analyticsにデータが送信され、アクセス状況の分析が可能になります。

12-2. アクセス状況の分析

Google Analyticsでは、ウェブサイトのアクセス状況に関する様々なデータを確認することができます。

  • リアルタイム: 現在ウェブサイトを閲覧しているユーザー数をリアルタイムで確認できます。
  • ユーザー: ユーザー属性(年齢、性別、地域、興味関心など)や、新規ユーザーとリピーターの割合などを分析できます。
  • 行動: ユーザーがウェブサイト上でどのような行動をとったのか(閲覧ページ、滞在時間、直帰率、コンバージョンなど)を分析できます。
  • 集客: ユーザーがどこからウェブサイトにアクセスしてきたのか(検索エンジン、参照元サイト、ソーシャルメディアなど)を分析できます。

これらのデータを分析することで、

  • どんなユーザーがウェブサイトに訪問しているのか
  • ユーザーはウェブサイトでどのような行動をとっているのか
  • ウェブサイトの改善点

などを把握することができます。

12-3. レポート機能

Google Analyticsでは、分析結果を、視覚的に分かりやすいレポートとして出力することができます。

標準で用意されているレポート以外にも、自社の目的に合わせてカスタマイズしたレポートを作成することも可能です。

レポート機能を活用することで、分析結果を関係者と共有したり、プレゼンテーション資料に利用したりすることができます。

13. SEOツールに関するよくある質問

SEOツールを導入する際に、多くの方が抱く疑問をまとめました。

Q1. SEOツールは本当に効果があるのか?

A1. SEOツール自体は、ウェブサイトの検索順位を直接的に上げるものではありません。しかし、SEO対策に必要なデータ分析、キーワード調査、競合分析などを効率的に行うことができ、その結果として、ウェブサイトの検索順位上昇やアクセス数増加といった効果に繋がります。SEOツールを最大限に活用するためには、ツールで得られたデータを分析し、ウェブサイトに適切な改善を加えていくことが重要です。

Q2. 無料ツールと有料ツールの違いは?

A2. 無料ツールは、基本的な機能に限定されている場合が多く、分析できるデータ量や機能も制限されます。一方、有料ツールは、より高度な機能が充実しており、大量のデータ分析や競合調査などを効率的に行うことができます。SEO対策の規模や目的に応じて、適切なツールを選ぶようにしましょう。

Q3. SEOツールを選ぶ際に注意すべき点は?

A3. SEOツールを選ぶ際には、目的との適合性、機能と価格のバランス、日本語対応の有無、導入事例や評判などを考慮することが重要です。自社のSEO課題や予算、運用体制などを考慮し、最適なツールを選びましょう。

Q4. Google Search Consoleでどんな問題を発見できる?

A4. Google Search Consoleでは、クロールエラー、インデックス登録エラー、モバイルユーザビリティエラー、セキュリティ上の問題といった、ウェブサイトのSEOやセキュリティに関する問題点を見つけることができます。問題を発見した場合、Google Search Consoleから通知が届くので、速やかに対応する必要があります。

Q5. Google Analyticsで何がわかるのか?

A5. Google Analyticsでは、ウェブサイトへのアクセス状況を分析することができます。例えば、アクセス数、ページビュー数、ユーザー属性、アクセス経路、行動分析などを把握することができます。これらのデータを分析することで、ウェブサイトの改善点や、効果的なWebマーケティング戦略の立案に役立てることができます。

Q6. SEOツールを導入すれば、SEO対策は全て自動でできるのか?

A6. いいえ、SEOツールを導入しても、SEO対策が全て自動でできるわけではありません。SEOツールはあくまでも、SEO対策を効率化するためのツールです。SEOツールで得られたデータに基づいて、ウェブサイトに適切な改善を加えていくことが重要です。

まとめ:SEOツールを活用して、Webサイトを成長させよう!

SEO対策は、Webサイトの成長に欠かせない取り組みです。しかし、SEO対策には、キーワード調査、コンテンツSEO、競合分析など、多岐にわたる施策が必要となるため、多くの時間と労力を必要とします。

SEOツールは、これらの作業を効率化し、SEO対策の効果を最大限に引き出すために非常に有効な手段です。

無料ツールでも、基本的なSEO対策を行うことは可能です。

  • Google Search Console: Google検索におけるウェブサイトのパフォーマンスや問題点を把握できます。
  • Google Analytics: Webサイトへのアクセス状況を詳細に分析できます。
  • ラッコキーワード: 検索サジェストキーワードを簡単に取得できます。

より高度なSEO対策を行う場合は、有料ツールの導入を検討してみましょう。

  • Ahrefs: 競合サイトの被リンク状況を詳細に分析できます。
  • Semrush: キーワード調査、競合分析、サイト監査など、SEO対策に必要な機能が網羅されています。
  • Moz Pro: 総合的なSEO対策ツールとして、多くの機能が利用できます。

SEOツールを導入する際には、

  • 目的: SEOツールを導入することで、何がしたいのかを明確にする
  • 機能: 必要な機能が搭載されているかを確認する
  • 価格: 予算に合った価格帯のツールを選ぶ
  • 使いやすさ: 操作しやすいUI/UXであるかを確認する
  • サポート体制: サポート体制が充実しているかを確認する

といった点を考慮し、自社にとって最適なツールを選び出すことが重要です。

SEOツールは、あくまでもSEO対策を支援するためのツールであり、ツールを導入しただけで、自動的に検索順位が上がるわけではありません。
SEOツールで得られたデータを分析し、ウェブサイトに適切な改善を加えていくことが、SEO成功の鍵と言えるでしょう。

今回の記事で紹介したSEOツールや、SEOツールを選ぶ上でのポイントを参考に、ぜひSEOツールを導入し、Webサイトの成長に役立ててください。

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